2006年、ナミキが人生で二回目にパレスチナへ渡航した時。(留学です)
約10ヶ月の滞在で、当初女子大生だった私が一番困ったのは、
ナンパ(と求婚)
である!!(どーん)←効果音つけてください
パレスチナを歩いていて通りすがりに尻を触る男から、
家までつけてくる男、家に押し入ってくる男、
握手と見せかけて胸を掴んでくる男など、
色々いたのであります。
(まぁ私のガードが甘いからなんですけど)
一番ひどかったのは、薬局で血圧を測ってもらったときのこと。
店に誰もいなかったため、
血圧を測ってくれた店主のおやじが
「こっちの方はどうだい? ん~?」
と言いながら、
私のTシャツをガバッと引っ張り、
胸を素手でわし掴みしたのでありました。
こらお前! 無料でそんなこと出来ると思ってんじゃねーぞ!!(違)
もちろんそんなこと、地元の娘にするわけがない。
外国人の小娘だと思って、何でも出来ると勘違いしているオヤジです。
私の兄的隣人ナーヘルは
「そんなこと、パレスチナ人の娘にしたら
一族郎党が押し掛けてきて殺されるんだぞ」
と言って笑っていましたので、
要らんトラブルに巻き込まれたくない方はこの言葉をどうぞ。
「アェーブ」(Aeeb)
「恥」という意味のアラビア語です。
現地の宗教・慣習的に「恥ずかしいこと」とされる行為を
諌めるときに使います~。
例えば、訪問先で騒ぎすぎる子どもに、お母さんが一言「アェーブ」。
婚前交渉のことを「アェーブ」。
髪を出してムスリムの女の子が歩くときに「アェーブ」。
胸を掴むなんざ
「恥」を通り越して「お前地獄に堕ちろ」的な行為ですが、
男が半径30cm以上近づいてきて肌に触れようとする時点で
現地の慣習には合っていません。
(現地の女の子は自己紹介の時すら
現地の異性とは握手せず、胸に手を当てて挨拶します。かわいい。)
サラっと「アェーブ」と言って乗り切ってくださいね~。
ちなみにごくたまに、男性も男性に誘われる場合があるらしいので
興味がない方はご注意を。
あぇーーーーーーーぶ!と言われまくりそうな自分です。
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