2009年10月20日火曜日
ヘブロン特産品:グラス、陶器
ヨルダン川西岸地区きっての工業都市ヘブロン。
ヘブロン協定関連の
トラブルが絶えない大都市ですが、
私がパレスチナで最も好きな工芸品は、
このヘブロン発の陶器です。
上の写真は、鍋敷きに加工してもらった
ヘブロンのタイル。
トリノに住む彼のお母さん用(左)と、
私の母用(右、生命の樹をかたどっています)のセットです。
タイルにシルクスクリーンで模様の輪郭を焼きつけ、
色は職人さんが手作業で乗せていきます。
上の写真は絵付け歴ン十年のおやじ。
それを乾かしてから窯に入れ、冷めるのを待てば完成。
(ちなみに上記左手前の紫色の釉薬が、
焼き上げると深いキレイな紺色になります)
私が訪ねたこの窯元(?)のおやじさんは、
こう言います。
「第二次インティファーダの前は、
毎日観光バスが何台もヘブロンに来ていたものだよ。
それこそ、20台も30台もさ。観光客だよ。
彼らがヘブロングラスを買ってくれたんだ。
今では壁や情勢の悪化のせいで、商売あがったりさ。
何とか、エルサレムで売ってもらったり、
フランスやドイツのフェアトレード団体に卸したりしてるんだ。」
ちなみに、注文すればオリジナル陶器も作ってくれるそうです。
私は自分の家の表札をココに注文して作ってもらうのが夢。
お店のカードを持っていたはずなのですが
部屋のどこかに埋まっているので、
掘り起こし次第またご報告します。
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