日本にもある「ゴマ」が、
実はパレスチナ料理では大活躍します。
どこの家庭にもあるのが、
「タヒーナ」と呼ばれるゴマペースト。
香ばしさが前に出る日本のゴマペーストとは違い、
何だか生っぽくて灰色を帯びたペーストです。
先ずこれは、タヒーナの兄弟で「ハルウェ」というお菓子。
イスラエルにもあって、「ハルヴァ」と呼ばれているらしいです。
甘さの中に、ぎゅぎゅっと詰まったゴマの風味があるお菓子で、
パンにつけて食べます。
向こうの人にとっては「お菓子」というよりも、
ジャムみたいな感覚の食品かも。
ハルウェが特に美味しい!とナミキが独断と偏見で決めているのは、
ヨルダン川西岸地区の街・ナーブルスのハルウェ。
ナーブルスはもともとお菓子のクオリティが高い(甘い)ことで有名なのですが、
旧市街を歩けばあちこちで
ハルウェやタヒーナ(ゴマペースト)を作っています。
試食もさせてくれる。
ちなみに映画「パラダイス・ナウ」の舞台はナーブルス。
「どうしてナーブルスの人たちはお茶に砂糖をいっぱい入れるの?」
と女の子が主人公に訊きますが、
まさにナーブルスっ子たちは甘いものが好きなのであります。
タヒーナを作ってる写真がどっかにあったはずなのですが、
今ちょっと見つからないので断念。
ナミキ家に来ると
エルサレムで仕入れたハルウェの試食ができます!(笑)
そして、タヒーナが欠かせないのは、
何といってもホンモス。
以前の記事でも紹介しましたが、
もともと「ひよこ豆」を指す単語である「ホンモス」は
中東料理の中でもポピュラーな逸品。
この写真の一品は、並木の相方が家のミキサーで作りました。
大雑把な作り方は、
1.水に一晩つけたひよこ豆を茹で、柔らかくする
2.つぶした1と、タヒーナを1:1くらいで混ぜる
3.水、レモン汁、にんにくなどを加えて出来上がり
といった感じ。
お店によって豆の味が強かったり酸味が強かったりと、
色々バリエーションがあるようです。
街で見かけた際にはぜひお試しを~。
日本ではあまり見かけませんが、
アメリカのスーパーには普通にあるらしいですよ!!
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