2009年11月25日水曜日

ゴマペーストの活躍

日本にもある「ゴマ」が、
実はパレスチナ料理では大活躍します。

どこの家庭にもあるのが、
「タヒーナ」と呼ばれるゴマペースト。
香ばしさが前に出る日本のゴマペーストとは違い、
何だか生っぽくて灰色を帯びたペーストです。




先ずこれは、タヒーナの兄弟で「ハルウェ」というお菓子。
イスラエルにもあって、「ハルヴァ」と呼ばれているらしいです。

甘さの中に、ぎゅぎゅっと詰まったゴマの風味があるお菓子で、
パンにつけて食べます。
向こうの人にとっては「お菓子」というよりも、
ジャムみたいな感覚の食品かも。


ハルウェが特に美味しい!とナミキが独断と偏見で決めているのは、
ヨルダン川西岸地区の街・ナーブルスのハルウェ。
ナーブルスはもともとお菓子のクオリティが高い(甘い)ことで有名なのですが、
旧市街を歩けばあちこちで
ハルウェやタヒーナ(ゴマペースト)を作っています。
試食もさせてくれる。


ちなみに映画「パラダイス・ナウ」の舞台はナーブルス。
「どうしてナーブルスの人たちはお茶に砂糖をいっぱい入れるの?」
と女の子が主人公に訊きますが、
まさにナーブルスっ子たちは甘いものが好きなのであります。




タヒーナを作ってる写真がどっかにあったはずなのですが、
今ちょっと見つからないので断念。


ナミキ家に来ると
エルサレムで仕入れたハルウェの試食ができます!(笑)





そして、タヒーナが欠かせないのは、
何といってもホンモス。



以前の記事でも紹介しましたが、
もともと「ひよこ豆」を指す単語である「ホンモス」は
中東料理の中でもポピュラーな逸品。


この写真の一品は、並木の相方が家のミキサーで作りました。
大雑把な作り方は、

1.水に一晩つけたひよこ豆を茹で、柔らかくする
2.つぶした1と、タヒーナを1:1くらいで混ぜる
3.水、レモン汁、にんにくなどを加えて出来上がり

といった感じ。
お店によって豆の味が強かったり酸味が強かったりと、
色々バリエーションがあるようです。
街で見かけた際にはぜひお試しを~。
日本ではあまり見かけませんが、
アメリカのスーパーには普通にあるらしいですよ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿