断言します。
西岸地区の冬は、
東京の冬より寒い。
まじ寒です。激寒です。
「パレスチナって、常夏でしょ~★」
という輩は非常に多いのですが、
半袖で冬のパレスチナに放り出してあげたいです。
どのくらいMAXで寒いかと言えばですね、
私は毎晩パジャマを二重に着て、
コートを着て、
毛布を3枚かけ、
羽根布団を2枚かけてもまだガタガタするような寒さです。
ナメてはいかんのです。
その原因は、2つ。
まず、高度の高い立地。
そして、夏の日差しの中でもヒンヤリするようにできている、
つるつるの肌色エルサレム・ストーン製の家。
こいつが底冷えを呼びます。
そして冬といえば雨。
中国製のカサ(シャムスィーエ)なんて役に立たず、
バケツをひっくり返したような勢いで降る雨。
梅雨なんてメじゃない。
家の前の坂は常に小川。ミニ滝。
スニーカーで歩こうもんなら1秒で足が水没です。
「へぇ、雨なんて降るんだ」と思われるでしょうが、
パレスチナでは「雨」と「冬」の結びつきがとても強いのです。
「冬=雨季」というべきか、冬と雨が同じ言葉です。
雨が降っている時、彼らは「世界が冬だね(addoniya toshtee)」と言います。
恵みの雨でもあり、
若者は雨の中、傘もささずにピョンピョンしていたりします。
風邪をひかないのか非常に心配です。
ちなみに、たまに雪も降ります。
その時は大人から子どもまでおおはしゃぎ。
ナーヘル兄(27)はニヤニヤしながら言います。
「雪が降るとよぉ、
みんな雪玉を投げて遊ぶんだ。
そんな時はさ、
ヒジャーブ被った女の子に雪玉をぶつけたって
お咎めナシさ。
こんな出会いもアリだろ?(笑)」
まぁ、
「雪の日に出会った」なんていうのは
ロマンスが好きなパレスチナ人に似合う気がします(笑)。
でも私を標的に雪玉を投げてくる男・子どもらには辟易した、
2006年の冬でありました。
確かに。初めて西岸に行ったのが真冬で、家族分の10倍以上の毛布が部屋にあったから、疑問に思っていたら、夜の寒さに度肝を抜かれました。
返信削除なんかこの時期になると、鍋も増えますよね??やったら乳製品な感じのミルク鍋みたいなやつが。あと小さい電気ストーブ。なんで大きいのじゃなくて、小さいのいっぱいい置くんだろう??