ある夏の金曜日。
とある会合で知り合った
親日家のユヴァル氏(超美形だが残念ながら二児の父)
に誘われました。
ユヴァル:「うちの娘たちと奥さんが海行きたいっていうから、
テルアビブまで迎えにいくよ!
海行こう!」
彼らが住むのは、
西岸とのグリーンラインのすぐ外、カルキリヤの西、
カフル・サヴァ。
そこから車で出てきてくれたユヴァル一家と共に、
一日を過ごしました。
驚いたのは、
テルアビブの繁華街が金・土曜日でもオープンしていること。
ユダヤ教の決まりでは安息日であるにも関わらず、です。
宗教的な匂いのするエルサレムで店を開けようもんなら、
正統派ユダヤ教徒たちに石を投げられること請け合いですもん。
(お陰でハリポタが土曜日に全世界同時発売されても
イスラエルの本屋では売りだせない、
なんて事件が過去にあったなぁ)
まぁそんなわけで、
お陰様で海沿いのレストランでのディナーを楽しんだ我々。
しかし車まで戻ってみると、
辺りは数台の車のアラームで騒々しい。
それを見たユヴァルが一言。
ユヴァル:「またか…」
なみ:「またかって、どういうこと?」
ユヴァル:「いや、テルアビブで車の盗難は日常茶飯事なんだよ。
だから皆セキュリティシステムを付けてるんだ。
あのアラームはシステムの作動音さ」
なみ:「そうなのね」
ユヴァル:「一度盗まれたら最後、二度と戻ってこない。
だって、やつらは西岸に持って行ってしまうからね」
あぁ、つまりそれは、
テルアビブまで出てきたパレスチナ人が車を盗んで、
西岸で売りさばいているってことなのね。
実際にそうなのか、
それともそう思われているだけなのか。
それは、まだ私には分かりません。
ほんとなんだと思いますよ。パレスティナ人の友達の知り合いには、車やスークの中を夜間に襲撃するが結構いました。みんな自慢げに「~は腕のいいスティーラーなんだ」とよく話してましたし。でもそれが西岸に売られてるとは聞いたことないな。寒くなりました。お風邪ひかないように。更新楽しみにしてます。
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